Daniel Harding Offcial Website / Photo : ©Marco Caselli - Archivio Ferrara Musica
Daniel Harding Official Website
First experiences! 13th February, 2008

今日は本当に素晴らしい一日です。そしてとても大切な日でもあります!

いま私は東京にいて、東京フィルと共に素晴らしい時間を過ごしています。明日(2月14日)と明後日(15日)の夜、私たちはマーラーの交響曲第6番を演奏します。そしてこの週末(17日・18日)にはオール・チャイコフスキー・プログラムを演奏します。

これまでマーラーを何度も指揮してきましたが、第6番を振るのは今回が初めてです。そしてチャイコフスキーの交響曲第5番、実はこの曲も初めてなのです。エクサンプロヴァンスでは「エフゲニー・オネーギン」を、そしてヴァイオリン協奏曲は各地で何度も指揮していますが、チャイコフスキーの交響曲を演奏するのは、20年以上も前に私が地元のユース・オーケストラに在籍している頃に第4番でトランペットを吹いて以来のことなのです! ぜひ会場にお越しいただき、今後わたしがチャイコフスキーを演奏すべきかどうかを、皆さんの耳で確かめてみてください!

Photo : ©danielharding.com
Photo : ©Harald Hoffmann - Deutsche Grammophon そして今日は、私がドイツ・グラモフォン(DG)に移籍してから初めての録音になるCDの発売日です。全世界に先駆けて日本で先行発売されます。去年の10月にウィーンのムジークフェライン(楽友協会)でウィーン・フィルとともに録音をした【マーラー:交響曲第10番(クック補筆完成版)】です。この交響曲を愛してやまない方々、そしてこの交響曲の持つ信じがたい力とマーラーが生み出す世界に深く傾倒している方々にとっては、大変に意義深い録音になるかと思います。

私は、ウィーン・フィルこそ世界で最高の「マーラー・オーケストラ」だと思います。オーストリア独特の音楽語法に対する知識と特殊な楽器が織り成すサウンドによって、唯一無二のマーラーを創り上げることができるのです。そして今回初めて、真のオーストリアの音楽伝統に基づいてこの偉大な交響曲が演奏されるに至ったのです。
この作品には素晴らしいレコーディングがすでに多くあります。しかし、私はこのウィーン・フィルとの演奏が、皆さんの中に特別なものを掻き立ててくれるものと信じて疑いません。私自身この曲そのものをとても近くに感じますし、このレコーディングを本当に誇りに思っています。どうかこの演奏をお楽しみください。そして皆さんの感想をぜひ聞かせてください!

では会場で皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。演奏会後に予定しているCDサイン会もお忘れなく!


Daniel Harding
A happy new year! 2nd January, 2007

しばらくの間ご無沙汰してしまいました。新年のご挨拶を、ウェブサイトのメッセージを書く練習のために利用することはありきたりの手法かもしれませんが、そうさせてもらいます! いま私は戻ってきました!
2006年は私が覚えている限り、最良の年ではありませんでした。個人的にも、仕事の上でもです。昨年は長く、少々疲れました。けれども私はいろいろなことを学び、2007年は充実したたくさんの経験ができることを楽しみにしています。
前回のメッセージからこんなにも長くの間メッセージが書けなかったことをこのサイトを訪問してくれたすべての方々とウェブサイトを運営するチームのスタッフに対してお詫びします。私は今、戻ってきました。 そしてすべての方に、このウェブサイトは私にとって非常に大切で、ここで皆さんと私の考えや経験を共有できることを今後も楽しみにしていることを明確にお伝えしたいと思います。

今年は大切な3つの新しい関係が始まります。スウェーデン放送交響楽団の音楽監督のポジションに就きます。そして、数ヶ月前からはLSOの主席客演指揮者のポストに就いています。また、ヴァージンクラシックスからドイツグラモフォンに移籍しました。
Photo : ©Eisuke Miyoshi
今月末にはスウェーデンで2つのプログラム、ブルックナー5番とシューマンの"Das Paradies und die Peri"をやります。この件は終わったらまた改めてお話しましょう。LSOとはもう少し先にアジアでのビッグツアーを共にします。

ヴァージン/EMIとの10年以上に及ぶ関係の後に、昨夏、レコード会社の移籍をしました。ヴァージンのAlain Lanceronをはじめ皆さんとは素晴らしい仕事を共にすることができました。ちょっと変わっているものの良いCDが作れた思っています。ドイツグラモフォンとはすでにいくつかの面白い企画が挙がっており、この新しく踏み出したステップにとても興奮しています。もちろん、それらについても時期が来たら改めて詳しくご報告します。

では、皆さんにとって、素敵な2007年になるようお祈りしています。


Daniel Harding
A fine week in Tokyo 17th April, 2006

先週、私は東京への旅から戻ってきました。私が日本のオーケストラと仕事をするのは今回が初めてのことで、東京フィルハーモニー交響楽団とマーラー交響曲第2番を演奏したことは私にとって大きな出来事でした。
マーラー第2番との最初の出会いは、尾高忠明指揮による National Youth Orchestra のメンバーとしてBBC Promsで演奏したことでした。当時私は14歳で、すでに将来指揮者になりたいと思っていました。このことを尾高さんに話したところ、大変励ましてくれ、大きな刺激を受けたことを覚えています。この曲を演奏した感動を決して忘れることはないでしょうが、また同時に、この曲を指揮する機会が来ることを待ち望んでいる自分を見出したのです!
Photo : ©Eisuke Miyoshi

指揮者としての最初のマーラー第2番は、私の最初のポストであった Trondheim でのお別れコンサートでした。また、Claudio Abbado のアシスタント時代に最も記憶に残ったコンサートはアムステルダム・コンセルトヘボウでのベルリンフィルのマーラー第2番でした。 Claudio がウィーンフィルにデビューしたのがこの曲ですし、サイモン・ラトルがバーミンガムで最初と最後を飾ったのがこの曲であることを私は知っています。特別な時はいつも同じ曲なのです!

東京で、特に2回目の演奏会でそのような気持ちを感じました。私はオーケストラの集中力と献身的な演奏に感激したのです。
Photo : ©danielharding.com 日本と西洋のオーケストラの違いについて多くの人から質問を受けました。まず、私はオーケストラをこのようにグループ化して捉えることはできないと思います。どこの国でも、また同じ都市の中でも、オーケストラが異なればそれぞれに強い部分と弱い部分の違いが大いにあることがお分かりでしょう。とても静かに、細心の注意を払いながら、適切なイントネーションで演奏するようなことは誰にとっても難しいことです。また特定の音楽の性質、例えばマーラーの交響曲の中間楽章に現れるとてもウィーン的な音楽は、ロンドンやパリ、または東京のオーケストラであろうがそれを把握するのは非常に難しいことなのです。

東京フィルの演奏には繊細さと敬愛が込められています。オーケストラのメンバーは音楽を作り出すことに情熱を持つ優れた音楽家で、それこそがこのオーケストラに価値をもたらしているのです。また、東京オペラシンガーズ、ソロのカミラとカタリーナにこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
しかしながら、東京での私は仕事だけではありません!食べることはいつの旅においても大切なことです…。ここで皆さんにご紹介してしまうと、次回私が東京に来た時にテーブルを予約できなくなってしまうかもしれませんが、今までの旅の中でこれほどまでに最高の肉料理に出会ったことはありません。


最高の食事とホスピタリティーを保証します。どうぞお楽しみを!
また、サイン会や公開リハーサル、明治学院大学で行われた日本アルバン・ベルク協会主催の興味深い講演会を通して多くの聴衆の皆さんにお会いできたのは大変嬉しいことでした。

私の東京での最後の思い出はやはり音楽です。最終日の夜、幸運なことに私の友人で同僚でもある金聖響と一緒に、Riccardo Muti 指揮 Verdi の Requiem を聴くことができたのです。

それは素晴らしいコンサートでした。これほどまでに情熱と力強さに満ちた演奏は滅多にありません。私の友人の多くも演奏者として出演し、この素晴らしいコンサートで演奏した彼らをとても誇りに思いました。桜の美しい素敵な一週間に別れを告げる素晴らしい一夜となりました。

Daniel Harding
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Year of Mozart 19th February, 2006
Photo : ©danielharding.com
いまこのメッセージを自宅で書いていますが、たぶん初めてのことではないでしょうか。メッセージはいつも違う場所で書いているようが気がします。今回はRoyal Opera HouseにてWozzeckをやるおかげで私はロンドンにいられるのです。

今年に入ってからはMCOとザルツブルグとトリノに行き、そして今ロンドンに戻りました。ザルツブルグでは皆が大好きな天才児の250回目の誕生を祝い、素晴らしい時を過ごしました。
今年のMozartへの熱狂振りは十分に理解できます。このとても偉大な音楽家の特別な誕生の記念の年を祝うことは、ごく当然のことで、誰もが見逃すことは出来ないでしょう。しかし私にとって唯一気がかりなことは、Mozartのごく初期ばかりが注目されていることです。Mozartが子供の頃に既に作曲する能力を持っていたという理解を超越して、彼の“成熟した”作品こそが彼を天才にし、また彼自身を体現していると私には思えるのです。ナイーブで繊細な神童の物語は皆を引き付け、またそれは語りやすいことですが、彼の偉業を覆い隠す危機に追いやっているのは明らかです。Mozartは単なる天才児や、耳の中で神が歌ったメロディーを作曲した少年なんてものではありませんでした。このWebsite宛のメールを通じて、皆さんのご意見もぜひ聞いてみたいです。

さて、ここロンドンでのWozzeckは大変楽しみです。しかしまだやることがたくさんあります。改めて27日の初日後にお話しすることにしましょう。

明日はFA Cupで、Manchester UnitedはLiverpoolと対戦します。Manchester UnitedはこのCup戦でLiverpoolに7連勝しています。どうか8連勝目を!


Daniel Harding
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La Scala 30th December, 2005

まず始めに、皆さんが幸せなクリスマスと素晴らしい新年を迎えられますように!
2005年は私にとって本当に長い一年であったように思います。けれども、それはいくつもの幸せな思い出と新しい友情に満ち溢れたものでした。私の今年の最後は、ミラノ・スカラ座でのイドメネオの指揮で締めくくりました。2005年の私のオペラというものは(崇高なものから馬鹿げたものまで)いろいろでしたが、幸運にもミラノでのこの経験はかつてないほど満足がいくもので、かつ大変わくわくしたものであったように思います。先に起こった大きな混乱の後、こんなに短期間の間にこのプロダクションを完成させることは誰にとっても大変なことでした。スカラ座と私のスタッフの献身的な仕事により、我々は素晴らしいキャストとチームを一つにすることが出来ました。そして今、皆ようやくゆっくり休暇を楽しめることでしょう! また今回のことを実現するため多大な協力をしてくれたブレーメン、ドレスデン、ストックホルムそしてMCOの仲間に感謝しなくてはなりません。とりわけ貴重な経験をもたらしてくれたのは、素晴らしいスカラ座のオーケストラとコーラスでした。過去にどんなトラブルがあったとしてとも、無限のエネルギーとスキルを持ち合わせた素晴らしい人々がいます。

次回が本当に待ちきれません。
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新年にストックホルムに戻るまではしばしのオフで、マンチェスター・ユナイテッドの動静を楽しむつもりです。12月、Glazer氏が一晩で1,500万ポンドを失った事を悲しむ者は多くいませんが。また、私はもうひとつの「赤い悪魔」、ACミランにとても関心を持っています。選手たちは桁違いに素晴らしく、ハイレベルなフットボールを見られたことに非常に満足しています。私がサッカーの監督になったとしたら、誰よりもまずClarence Seedorfを獲得するでしょう。心強い偉大な選手です。


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